エアスキッパー タイプⅡ
当時は国産最強の50クラスヘリとの事なので、エアスキッパー50タイプ2を買ってみました。T-REXのいい所をパクッた、後発のヘリなので設計はなかなか感心できる仕上がりです。
AS50type2のポイント
グリップアームにミキシングアームが付いたローターヘッドはピッチの入り方がよく、JRのヘリとは思えない修正率の低さもあって、舵の利きはとてもいいです。
オプション部品は不要で、よく飛びます。
プラのギヤが弱く、すぐに削れますが、とても安いので気軽に交換できます。
メインギヤ等にシリコーンスプレーや樹脂を犯さないオイルを塗れば、延命処置をする事ができます。
この価格で140度スワッシュは何か得した気分です。
現在の仕様
メインローター | DY TR50 620mm ↓ Vブレード 620mmTST ↓ Radix YB-600 600mm |
テールローター | FUN-KEY 92mm |
メインギヤ | 純正87T ↓ メインドライブギヤーT85(ハイギヤード) |
ヘッドダンパー | タイガー模型 SPダンパー |
サーボ | フタバ
BLS252(スワッシュ) フタバ S9254(ラダー) Hitec HS-81(スロットル) |
ジャイロ | フタバ GY401 |
エンジン | OS 50SX-Hハイパー |
マフラー | ハットリ 50NS-3D・2 → 50NS-3D・3 |
受信機 | R5014DPS ↓ R6014FS ↓ R6008HS(ノーマルモード) |
レギュレータ | Dualsky 8A VR-8L |
リポ | ROBIN 7.4V1000mAh XR |
燃料 | コスモ E-SPEC ニトロ30% ↓ クロッツ ヘリスペシャル ニトロ30% ↓ NASA N-25 ニトロ25% ↓ NASA エコステージ15 ニトロ15% ↓ NASA ECOステージ20 ニトロ20% ↓ クロッツ レッドスペシャル ニトロ15% ↓ クロッツ ヘリスペシャル ニトロ24% ↓ クロッツ ???スペシャル ニトロ15% |
キャビン塗装
クラブで5機同時に団体交渉して購入した事もあり、現在はクラブで8機のタイプ2が導入されています。
あまりにも多いので、オリジナル性を出す為に塗装する事にしました。
左がまずパソコンでデザインした完成予想図です。
塗装後のキャビンです。完成予想図とほぼ同じと言ってもよい仕上がりになりました。
クリアーでツヤツヤのキャビンは毎回フキフキするのが楽しいです。車用の固形ワックスをかけると、さらに光沢が増しますし、汚れもかんたんに落ちるようになります。でも、指紋が更に気になるようになります・・。
現在はグラスターゾルオート(ピカール)を愛用しています。ワックス成分入りのガラスクリーナーで手間が省け、とても光ります。オススメです。
改良
現在、私の使っているエンジンは程度のいい50SXにヘッドとキャブを付けて50SXハイパー化しています。しかし、どうもノーマルの50SXはアイドリング時の振動が多い気がして、OSにピストンやコンロッド、クランクシャフトの重量などが違うのではないかと問い合わせしました。
しかし、ヘッドとキャブ以外は部品を途中で換えたりしていないという回答でした。そして、後日分解してみると、左の画像のように、見事にピストンが別物でした。(笑)
左がハイパーで、右がノーマルの物です。一目瞭然で、物が違います。重量はハイパーが1.1gで15%軽くなっていました。交換後は、アイドリング時の振動が約1/3になりました。技術の人に聞いたのに・・、頼むぞ小川精機!!
エアスキッパータイプ2はメカマウント周辺の剛性が無い為に、かなり振動します。その振動をジャイロが拾ってしまい、ニュートラルが出ない症状やハンチングに近いような症状が出ます。
それを低減する為に、ジャイロマウントの位置をエレベーターサーボの上に変更しました。サーボに近いので、シールド板は必須かもしれません。また、シールド板は固有振動数の変更に効果的です。
まずは、ジャイロマウントを取り外して、耳の部分をフレーム幅に合わせて切断します。私はスライド丸ノコを使用しました。
そして、エレベーターサーボの上にジャイロマウントを設置できるように、ボルト穴を4ヶ所開けて、取り付けします。
これで、ニュートラルズレなどはかなり改善されます。排気オイルが掛かりますが、マストの後方部分にジャイロを置くのが理想的です。
クロッツ燃料(ヘリスペシャル ニトロ30%)を使いだしてから、だいぶ経ったので、エンジンを開けてみました。
すると、左のような感じでした。しかし、黒い部分は拭けばほとんど取れました。コスモより洗浄性がいいみたいです。
排気ポートはコスモの時に付いたカーボンが溶けて半分位はアルミの地肌が見える位キレイになっていました。
最近、バスコークを塗ってもエンジンとマフラーの付け根から排気オイルが漏れるようになってきたので、マフラーとエンジンを耐水ペーパーで修正しました。
効果はバッチリで、漏れが止まりました。
スカディと同じようにt0.5mmのアルミパイプを買って来てから、パイプベンダーで曲げて、軽量スキッドパイプを製作しました。
重量は半分位になります。パイプキャップはオリジナルの木製です。
スカディの時にMプロのダンパーを使って非常によかったので、エアスキッパー用が欲しいと思っていましたが、売っていませんでした。
仕方が無いので、製作しようと思っていましたが、同じクラブの方が付けていて、欲しいと思っているとタイガー模型で購入して来てくれました。
純正のOリングダンパーはすぐに経たるので、このSPダンパーはオススメです。
エンジン改良
燃焼室(シリンダーヘッドとピストン)を鏡面加工しました。
バイクや車のチューニングではよくされていますが、前のエンジンの時にも実施していたので、またしてみました。他にもスムーズに回るようになるであろうと思われる加工をダメ元でしてみました。
結果は良く、ハイギヤードにした85Tでも回転落ちする事なく横チクできる位にパワーがモリモリです。
ちなみにリヤベアリングはステンレスベアリングを使っています。今の所、高回転を多用していますが異音も無く、調子いいです。鉄製より硬度は低いみたいですが、錆びによって耐久性が低くなるみたいなので、ステンレスの方が長持ちすると思っています。また、ステンレスベアリングの方が鉄製より、温度が50度高く使えるみたいです。