倉庫のコンクリート床(土間)補修

人が歩くだけで倉庫のコンクリート床(土間)が削れてしまい。リフォームする事にしました。何度掃除してもコンクリート粉塵が出て、衛生的にもよくないし、道具などが真っ白になってしまうので補強する事にしました。コンクリートが年数により風化しているのか、セメントの配合が悪いのだと思います。

コンクリート土間の補修工法

現在のコンクリート床の上に下地調整用の樹脂モルタル(モルタルにエマルジョン系の樹脂を混ぜた物)を塗り、ついでに凸凹も修正します。このままでも大丈夫でしょうが、念のために表面を強化する薬品を塗ることにしました。予算があれば、エポキシ系の床用塗料を塗れば最高のリフォームになります。

作業工程

コンクリート床(土間)の清掃まず、接着を高める為に粉塵を掃除機で吸います。

粉塵に対応した業務用を使用しましょう。家庭用だと故障します。


コンクリート補修の下塗り粉塵を除去したら、モルタルとの接着をより強くする為に下塗りをします。

これは、エマルジョン系樹脂を水で薄めてから塗ります。モップでした方が早いです。

少し乾燥すると、歩くだけでバリバリと靴が引っ付く位にノリが付いています。


コンクリート補修材後は、修正用モルタルに樹脂を入れて、水を加えてからモルタルミキサーで混ぜます。

今回は修正用モルタルは旭化成ケミカルズのNS F-3(NSエフスリー)、樹脂は昭和電工建材のハイモルエマルジョンMを使用しました。


ローテーティングレーザー元は凸凹でしたので、水平を出す為にレーザーレベルを用意しました。ローテーティングレーザーというらしいです。

本体の上に窓が見えますが、そのなかにレーザーを出しながらクルクル回っています。

そして、受光機を手に持って、決めた高さを音で探す事ができます。土木ではよく使う機械です。

コンクリート強化剤

コンクリート強化剤よく乾燥させたら、コンクリート床浸透性強化薬品を塗ります。今回はブレスコン(コンクリートハードナー)を使用しました。劇薬で、購入するにはハンコが必要です。

水で薄めてモップで塗布するだけですので作業はとても簡単です。3回塗りします。

今回は樹脂を混ぜたモルタルですので、染み込みが少なくなりますので規定の半分以下の量で十分です。

乾燥後に塗布した所としてない所を、鉄の棒で擦ってコンクリートを削ってみましたが、塗った方の床は削れ具合が少なく、効果はあるようです。