起業・開業
このページは私の経験を元にこれから起業しようという方や、商売に興味がある方、サイドビジネスをしたい方などに一つの考え方として参考にして頂ければと思い作りました。沢山の情報や様々な意見を集めて学習し、自分なりにまとめて、納得してから起業されても遅くないと思います。大金をかけて失敗しては元も子もないですから・・。
早くからの起業・開業
時が過ぎるのは早いもので、私は23歳から起業してから15年目に突入いたしました。当初では全く想像もしなかった業種を始めたりと、決して簡単な道のりでは無かったと思いますが、趣味みたいなもので楽しくやってきたと思います。思い返すと面白いものです。
まず、なぜ若い時から起業しようかと思ったのかと申しますと、下記のグラフが頭にあったからです。
これは誰かに教えてもらったという訳ではありませんが、このようなグラフが頭にありました。
10%成長率のグラフと10年遅くはじめたが12%成長率を出したグラフです。縦軸は年収です。
成長率は重要なのに20年では10%の成長率を抜くことができません。いかに早くからはじめるのが良いかを表したグラフです。
これを元に私は早く起業した方が良いと思っていました。しかし、このグラフには現れない部分もあります。10年遅く起業した12%のグラフはその10年間にサラリー(給料)をもらっています。案外起業したばかりの頃はサラリーの方が多かったなんて事がよくあります。実際はその辺りも考慮する必要があるでしょう。
お金の価値
いつも思うのですが、若い時のお金は非常に価値があります。その理由は理解しやすいように下のグラフにしてみました。
青のグラフは毎年100万円を10年貯めながら運用したケース、赤は毎年50万円を20年貯めながら運用したケースです。
貯めたお金は同じ1000万円ですが、早くから貯めた青のグラフは赤に比べてこんなに差が生まれます。
これから分かる事は若い頃に貯めて運用したお金は年を取った時に何倍にもなっているという事です。言い換えれば、若い時のお金は、年を取った時のお金に比べて何倍もの価値があるという事です。
あなたはどっちを選びますか?
上のグラフを見て、若い時だからこそ節約して軽自動車に乗り、年取ってから何倍にもなったお金でフェラーリにでも乗って頂ければと思います。あなたは若い時に300万円の国産普通車に乗るのと、若い時に節約して中古の軽自動車に乗り、年を取ってから新車のフェラーリに乗るのとどっちが良いですか?私はもちろん後者です。計画通りにいけば、老後はスーパーカーと実機のヘリコプターを乗り回しているでしょう!
起業・開業の業種選び
起業すると言っても業種はとてもたくさんあります。決まっているという方は今一度見直してみてください。まず、需要と供給の関係です。一般的には、誰でも簡単に出来て出資額も少なく、人気もある業種は、ライバルが多数存在しますのであまり儲からない可能性が高いです。出資額が高い、資格が必要、仕事がエライ、汚い、危ない、人気がないなどで簡単に誰にでもできないような業種にする方がライバルが少ないので商売がやりやすいと思います。そもそもビジネスが成り立ちにくいものもたくさんあります。コンビニのようなよく閉店するビジネスはするべきではないです。よい業種探しには普段から業種分析をする事だと思います。ここで例を挙げてみます。
インターネットショップ(yahooオークション)
開業するには、ホームページなどを開設し、ネットショップを開いてもよいかもしれませんが、集客などの関係もありますのでyahooオークションに出品する事が一番近道であり、早く、確実な方法だと思います。ただ、yahooオークションの場合はライバルは非常に多く、価格を安くしなければ売れません。
しかし、誰も出品してない物を出す場合は定価より高く売れたりします。また、数に限りがあり人気がある物(チケットなど)はありえない値段が付いたりする事もあるようです。通常の商品の場合はいかに安く仕入れをできるかが重要となります。卸問屋などから大量仕入れをして安くしたりしないといけません。
私も過去にエンジンオイルなどのカー用品を安く仕入れるルートがあったので販売した事がありますが、仕事は入金を確認して、商品に送り状を貼って、宅配業者に引き渡すだけです。ただ、安く仕入れる為の大量発注で鉄道コンテナで来たりしてましたので、フォークリフトと保管する為の倉庫が必要でした。
しかし、欠点は仕入れ業者が無くなってしまうと終わってしまう点です。私の場合は仕入れ価格が上がったので止めました。その後その会社は倒産しました。安く売りすぎたのでしょうね。
現在、私は需要の少ない特殊な輸入品を仕入れて売って、結構儲けています。
長所
- 簡単に始められる。
- やめるのも簡単。
- 働きながらでもできる(サイドビジネス)
- 数を多く売ることができる。
短所
- 簡単に始められるのでライバルが非常に多い。
- 安く仕入れできないと売れない。
- 基本的に1つの儲けは少ない。
中古車販売店
開業する為には、古物商(自動車)を取らなければならない。
オークション会場に入会するには古物商を取って1年以上の場合が多く、紹介者と不動産を持った保証人が必要、車の展示場が必要など超えなければならないハードルが多い。
しかし、人気がある為かブローカーを入れると業者はかなり多い。仕入れにもある程度の知識が無いととんでもない代物を掴まされる。修理などに幅広い知識が必要。
これからは、パソコンを使う事ができて、スピーディーな行動できないとなかなか厳しい世界になっている。
長所
- うまくやれば、1台でも結構利益が出る。(最近は薄利多売にしないと厳しい)
- 修理、板金・塗装などをすると相乗効果で利益が出る。
短所
- 多額の初期投資と経費がかかる。
- ある程度機械に投資しないと儲からない。
不動産貸付業
開業するには、賃貸不動産を購入するか、所有している土地に賃貸物件を建設する必要があります。不動産を購入するにはほとんどの場合が銀行から借り入れをするので、ローンに抵抗がある人は難しいと思います。買い進めるとすぐに借り入れ額が億を超えます。
また、いろいろな困難に立ち向かわなくてはなりません。金額が金額なだけに不安は相当大きなものになります。あまり大きくなり過ぎると失敗を他の収入からカバーできなくなります。
借り入れする場合にある程度収入や追加担保に入れる不動産などが無いと銀行から信用してもらえずなかなか借り入れできないです。また、銀行の方針によりかなりの差があります。自分にあったメインバンクを探されたらよいと思います。
私も借り入れしようと都市銀行以外のほぼ全ての銀行へ足を運びました。そこでやる気のある銀行を探し、借り入れしました。基本的に地方で預金をたくさん集めていて、運用先に困っている銀行がやる気を出していると思います。地方銀行でも大きい所は門前払いが多いです。いつかみてろよ中国銀行!香川銀行!(中国銀行はお金を貸してもらえるようになりました)
はじめるには非常にハードルが高いですが、なかなか簡単に創めれないので、成功する可能性は他の業種より高いと思います。不動産賃貸業はいかに物件を安く購入できるかどうかと、立地が最大の要になります。大東建託などに丸投げの場合は建設費が高く、維持管理が高いので、手残りが少ないので、あまり儲かりませんし、リスクも高いので、おすすめできません。実際、知識が無く、言いなりで泣かされてる大家がたくさんいます。
現在は、人口と世帯数が減少しているので、空き室率が大幅に向上していますので、他の物件との差別化が非常に重要になります。低コストで魅力的にリフォームしてコストを抑えながら物件力を高めないと新しい入居者は入ってくれませんし、経営も厳しくなります。
長所
- 貸付していれば非常に収入が安定している。
- 管理を任せれば、ほとんど手がかからない。
- 資産があるので、信用が得られる。
短所
- 空き部屋が増えれば収入が継続的に減る。
- 借金の不安がある。
ネットビジネス(マルチレベルマーケティングMLM)
このビジネスはした事が無いのですが、セミナーにはよく参加したので私なりの見解を書きました。
MLMとは悪く言えば、ねずみ講を合法的にしたビジネスです。紹介により商品を売る、新しい流通の形と言っているが、現在はインターネットがある為に、衰退するのが目に見えている。インターネットを使えない年配層には有効かもしれないが、日々インターネット人口は増えるので、将来性は無い。
商品は品質が違うなどと付加価値をつけているようだが、それを考慮したとしても商品が異常に高い。使用者の体験談などで効能を謳っているが、ほとんどの体験談が関連があるとは思えない発言しかしてない。テレビでよく出るラクトフェリンやポリフェノール、アントシアニンなど有名なモノを入れ込んでいるだけ?
最近はオートバイナリーと言って定期的に商品を購入させて売り上げを安定させる手法を使ったりする所もある。このビジネスをすれば、儲かると言うが、ハッキリ言って儲かる筈が無い。私が思うに割と理解力と計算能力が無い人がよく会員になっているような気がする。現に紹介している人はよく理解してないし、説明してない不明瞭な部分がある。
計り知れない数の人が相場より高い商品を買って、損している。紹介しても儲からないので結果的に信用を無くすのでやめた方がよいと思う。
MLMを検討中の方から下記メッセージをもらいました。
「はじめまして、〇〇と申します。
いまビジネスについていろいろ情報収集しています。
同時に人脈も広げたく、ご連絡させて頂きました。
一度、MLMについてお話を聞かせて頂くことは可能でしょうか?
お返事をお待ちしております。」
私なりの意見として、下記メッセージを送りました。
「はじめまして、こんにちは。
メッセージありがとうございます。
ビジネスについて勉強されているのですね。
MLMについては私自身は実践していません。
しかし、その紹介者がその後どうなったかなどは知っています。
MLMでも様々なタイプを紹介されて、聞いてきました。
そして、私の中での結論は、
1.誰でも出来るという物は、参入障壁が無いので、人よりかなり頑張らないと成功できないが、MLMで頑張っても収入を継続するのは本当に難しい。
2.大半の普通の人は頑張れないので、紹介しても結局上手くいかず、紹介者に騙されたと思う事が多く、信用を失ってしまう。
3.MLMをする人は数学に弱い人が多く、大半がシステムを理解してない。ビジネス感覚を持っている人は少ない。
4.グループの上の人が、新しいMLMに変わると右に習えで、みんなが変わる。そして、今度は儲かると言って、それを繰り返す。
おおまかには、このような感じです。
私は、MLMはビジネスでは無いと思いますね。ほとんど成功しないモデルを紹介するのは、決して良いことでは無いです。
人に喜ばれる事をして、対価をもらう基本精神を忘れてはいけないと思います。
あなたのビジネスが成功する事を願います。」
このメッセージを送りましたが、返信は一切ありませんでした。MLMを肯定する意見が欲しかったのか?そもそも、基本ができてないのか?この方がビジネスで成功する可能性は、ほぼ無いと私は思います。何事も広くから意見をもらうのは非常にいいコトだと思います。それを自分なりにまとめて、結論を出して、実践、検証、改善して成長すればいいだけです。同様の質問があるかもしれないので、ここで公開しました。
結論は誰でも簡単にできるビジネスは儲からない。
誰でも簡単にできて、みんなが儲かるのであれば、それは一時的な バブル状態としか考えられないです。必ず、落ちる時が来るのです。
最近はインターネットが普及し、情報の伝達スピードがとても早くなり、好景気と不景気の繰り返しが早くなっているような気がします。
商売の基本
商売の基本は安く買って、高く売り、経費をなるべく掛けないようにする事です。物の値段には相場があります。その相場の安い所で買って、相場の高い所で売ればいいのです。
ある所では相場は100円、違う所では相場が300円という風に差があったりします。その差がある所にビジネスチャンスがあるのです。しかし、差があっても差の割りに流通量が少なかったりして採算ベースに乗らないようではいけません。専門性が高い商品なんかを複数扱うとよいかもしれません。私も専門性の非常に高く、希少な商品で需要がそこそこある物で思った以上に儲けた事があります。
そして、安い自動車保険や安い火災保険に見直すなど、経費を少しでも抑える必要があります。
普段から常に考えてみましょう。大変な事や面倒な事を解消する方法があれば、そこにビジネスチャンスがあります。新しいビジネスを考えついた場合は自分だけ良いと思っている場合が多々あります。
ビジネスをはじめる場合は親族や友人などに相談してからはじめるようにした方が良いと思います。なるべく事業をしている人に聞くと良いと思います。誰も聞く人がいない人は参考程度に私へメールして頂いてもOKです。多少のアドバイスなら出来るとおもいます。
起業家の適性
事業をする人には向いているタイプと向かないタイプがあると思います。
起業に向いている人
- 習慣を変える事ができる人
- 新しいことに挑戦する人
- 行動が早い人
- モチベーションを維持できる人
- 試行錯誤をする人
- 継続できる力がある人
- 長い目で物事を見れる人
- 目標がある人
- 計算高い人
- 人の心が読める人
- 人の痛みがわかる人
起業に向かない人
- すぐに現状で満足してしまう人
- 行動が遅い人
- すぐに諦めてしまう人
- 自分に自信が無い人
- すぐに口が出てしまう人
向かないタイプに該当したとしても、意識を変える事により、徐々に改善できると思います。結局は意志の強さです。意志が強くないと途中で諦めてしまいます。
そして、強い意志を持ち、維持する為には目標が必要だと思います。意志の弱い方はどこかへ就職し、働きに行った方が簡単で悩みも少なくそこそこの給料を得る事ができますのでそちらをオススメします。
様々な困難や悩みがあっても打ち勝つ自信があれば、事業をすれば自由に時間をコントロールでき、充実した毎日を送る事も可能だと思います。
私が思う、一番重要な事は習慣です。習慣はなかなか変える事はできませんが、少しずつ変える事ができるようになると、大きく変える事ができるようになり、夢が実現できます。まずは、毎日1kmを歩く事から始めてはいかがでしょうか?
習慣にするには、28日間続ける事です。たった28日間頑張れば、あとはその行動をしない方が気持ち悪くなります。それをうまく使えば、人生を変える事は十分可能です。
私が起業した理由
私は自家用ヘリコプターを買う為に起業しました。
普通のサラリーマンでは買うことは出来ても、維持する事ができません。初めは職業としてパイロットになろうと渡米して訓練したのですが、就職が非常に狭き門である事などから、自分の力で成功して買った方が可能性が高いのではと思ったからです。
商売で成功して大きくなろうとする場合に目標がある事は非常に重要だと思います。そして、その目標を諦めてはいけません。常に目標を目指し、予定コースから外れればすぐに修正しなくては実現する事は難しくなります。
最後に
ここまで長々と書きましたが現在はインターネットを使用したビジネスもあり、商売は難しいものではありません。小さい事からコツコツと初めて、経営の基礎を学んでからでも遅くはないと思います。
ちなみに、約9割の人はサラリーマン気質で、残りの1割の人が自己成長を求める人だそうです。起業しようとしている人は、成長意欲がある1割の人に入っているかもしれませんね。
しかし、そこから実際に行動に移す人は約1割だそうです。ということは、総人口のたった1%になりますね。とりあえず、興味を持ってやってみる事が大切ですね。
重要な事は確実に前に進む事です。私は色々やってみたい性格なので、様々な事にトライしてきました。そして、今まで夢を諦める事無く進んできて、18年掛けて夢を実現させています。これからも終わらない夢に向かって一生進んでいくつもりです。
このページを読んで一人でも起業するきっかけになればと思い書いてみました。私自身も起業前に複数の社長に話を聞かせてもらい、参考にしてきました。ご自身の周りの社長に話を聞くのは本当にいいと思います。
あなたも自由な自己責任の世界へ飛び出し、自己成長しましょう!