グロー燃料比較 クロッツ VS NASA

クロッツとNASAの燃料を飛行場に持ち込んで、テストをしました。結果から言うと燃料でこんなに変わるとは思いませんでした。

テスト燃料

グロー燃料テストしたのは下記の4つです。

テスト時のニードル

ニードルは気圧で少しは変化しますが、気温で顕著に変わります。燃料の粘度が温度によりかなり変化する為だと思われます。あと、エンジンの温度が高い場合は燃料で冷却も兼ねている関係もあり、空燃費を調整したくてもニードルを絞る事ができません。

ちなみにニードルはNASAのエコステージ20%が1回転半で、NASAのエコステージ15%がそこから2コマ絞り、

そして、ヘリスペシャル15%が更に4コマ絞り、レッドスペシャルが15%がへリスペより1コマ開けという感じになりました。(通常はレッドスペシャルの方が粘度が低い為にニードルが絞れるのですが、エンジンが良くない為か潤滑不足でニードルを開けないといけないようです)

NASA燃料

最近はNASAの燃料ばかりを使っていたのですが、初めにNASAのN−25(ニトロ25%、オイル27%)を使いだしてからどうも調子が悪くなり、何をやっても直らないので、エンジンが古いからと思って新品エンジンに交換しました。

そして、燃料をエコステージ15%に変更して、慣らしを終わらせたのですが一向に調子良くなりません。プラグやシリコンホースなどを換えたりしましたがダメでした。

症状はニードルがどうもハッキリしないのです。ニトロを増やせば改善すると思い、エコステージ20%に換えてみましたが、症状は更に顕著に現れるようになりました。

音の感じからすると、どうやらエンジン温度が変動しているようです。潤滑不足により温度上昇しているのを燃料で冷やす為にニードルが絞れず、空燃費が濃すぎてキレイに吹き上がらないのではないかと思い、前に使っていたクロッツのヘリスペシャル30%が調子抜群だったので、クロッツを試す事にしました。

クロッツ燃料に変更

クロッツに変更すると、すぐにエンジンは変わりました。ニードルの変化がハッキリとわかり、エンジンの温度も下がり安定しました。

はり、クロッツオイルはスゴイんですね、関心しました。NASAの方が燃料の粘度は高いのですが、極圧潤滑性能はとても低いようです。

NASAの燃料は安いですが、エンジン温度が上がらないようにニードルをセットすると燃費が10%から20%程度低下するので実質は変わらないですね。

リアベアリングも4ヶ月(通常は6ヶ月以上)しか持ちませんでしたし、ベアリングの玉が偏摩耗していました。NASAを使うと案外逆に高くつくような感じがします。

ちなみに私のテストでは50エンジンで3Dをするなら、レッドスペシャルよりはヘリスペシャルの方が良いみたいです。レッドスペシャルは粘度が低いのでホバリング時の回転は上がりますが、エンジンノイズがしていました。高負荷での潤滑不足も感じます。でも、レッドスペシャルでもNASAのオイルよりは潤滑性はかなりよいみたいです。

ちなみに、コスモのブラックスペシャルタイプRとヘリスペシャルの比較もしてみましたが、へリスペシャルの方がかなりいいみたいです。ただ、ホバリングしかしない方は高負荷状態にならないので、性能差がわかりにくいと思います。

ニードルがハッキリしない方は、とりあえずクロッツのヘリスペシャルを使ってみて下さい。潤滑がよくなり、エンジン音が静かになります。そして、エンジンも長持ちするでしょう。

ちなみに使っているとコスモの燃料はエンジン内部やマフラーにカーボンが付着しますが、NASAとクロッツは共に、アルミの地肌が見える位に、とてもキレイです。NASAの方が少し上かなという気がしますが、極圧潤滑性が悪くては元も子もありません。メーカーさん、改善していい燃料作りましょう!

現在、私は更に粘度の高いエアースペシャルを使っています。冬は粘度の関係でニードルが出ないので、ヘリスペシャル15%とエアースペシャル15%の燃料を混ぜて粘度を低くしてから使用しています。ポンプ無いエンジンでニードルが出ない方は試してみて下さい。冬でもかなりいいんです。