JR PCM10Xの修理

プロポの電源が入ったり、入らなかったりで、電圧も不安定になってしまったので、メーカーへ修理に出しました。しかし、原因が判然としないので、分解して原因を特定する事にしました。

症状&修理

PCM 10XPCM10Xの電源が入ったり、入らなかったりするようになったので、修理に出しました。症状は電圧が安定せずにフラフラします。そして、電源が入らなくても時間が経てば必ず入ります。こんな状態では飛ばせないので、メーカーに修理に出しました。

そして、メーカーから帰ってくるとバックアップメモリー電池(リチウム電池)とバッテリー端子が交換されていました。修理代金は2000円でした。そして、修理納品書に「バッテリーは新しいものをご使用ください」と書いてありました。

試しに古い電池で動作させてみましたが、電源が入りませんでした。よくわからないので分解してみる事にしました。

PCM10X分解

PCM10X分解送信機の裏蓋を外した所です。バッテリーを接続する端子が交換されていました。たぶんバッテリーとの接触不良から交換したのだと思います。

しかし、実はバッテリー側の端子が壊れているのです。一応10Xはプラスとマイナス共に接触不良を防ぐ為、2本ずつで接続されています。

あと、アンテナを収納しているプラスティックの部分が弱く、10Xはほとんど壊れています。今回修理に出すと、直っていたので交換してくれたと思ったのですが、両面テープで補強してくれていました。ここが弱いのが分かっているのでしょうね。でも、両面テープの方が長持ちしそうです。


PCM10X内部リチウム電池が交換されていました。日付まできちんと記入されていました。まだ交換する必要ないような気がするのですが、まあ安いのでいいか。

しかし、修理代金の支払い方法で、振込ができないのが不便です。


バッテリー基盤電池も分解してみるとビックリでした。なんと、基盤のパターンが焦げていました。

どうやら、電源が入ったり、入らなかったりする原因はこれのようです。これでは導通がよくないはずです。また、マイナスのリード線も腐食していました。

たぶん、度重なる急速充電により、耐えられなくなったのではないかと思います。


バッテリー基盤改造新しくリード線を使って接続しました。

前は充電端子のプラス側と接続端子を使い、充放電していましたが、抜き差しで端子が壊れるので、充電端子のみから充放電できるように、ダイオードをキャンセルするよう配線しました。

また、マイナス側端子の一つが破損、もう一つが接触不良だったので、接続端子を分解して、使用していない端子2本と入れ替えして完全復活させました。これで安心して送信機が使えるようになりました。

この画像でもわかるように10Xの電池は高いので、外国製の安いタブ付きニッケル水素電池(1本200円)に詰め替えして使っています。容量は約2倍になります。